第2話 ついに金メダルに昇格
4月1日のランキングリセットから心機一転してやり込み、翌日には銀メダルに昇格した。そして更にやり込み続けた結果、数日後に何と金メダルに昇進した。ランキングリセット前では考えられなかったものである。その金メダルを維持するためにも更にやり込んでいく事になる。ある程度の腕を身に着けていれば、やり込めば階級が上がるのは当然である事を示したものでした。
やはり前回早いうちからやり込めていれば金メダルになり、更には殿堂入りできたかもしれないものでした。だが、第1章第1話で書いた通りポトリスが日本に登場した当時はネットもままならない程仕事が忙しく、とてもポトリスを始められる状況ではありませんでした。ポトリスを始めたのが1月早々でまずは練習用サーバーからスタートし、ランキングサーバーにデビューしたのが2月である。ランキングリセットまで2ヶ月足らずで銅メダルに昇進したもの、金メダルまでは期間が足りなかったと言わざるを得ないものでした。
当時のやり込みは今から考えても凄いものであり、サービスが有料化した2003年以降と比べても歴然である。ランキングサーバーにデビューしてからはとにかく夜更かししまくってまでもやり込み続け、3月ではランキングポイントを1ヶ月に千数100ポイントは獲得したが、そのペースは3・4ヶ月で金メダルになれるものでした。それだけやり込まなければ金メダルにはなれないものであり、何かしらの仕事をしていれば相当時間を割かなければならないものである。当時の当管理人の様にネットもままならない程ともなればまさに絶望的である。
もし当時の忙しい自分が無理やりポトリスに手を付けていれば、ひょっとしたらポトリスに夢中になり過ぎて仕事を辞めてしまうという事になっていたのだろうか。それが現実になれば、後に「ネトゲ中毒」と呼ばれる現象の1つに該当する事になる。しかし、当時の自分は僅かながらも専門系の仕事に就く事を目指しており、そのためには働いて資金を作らなければならない事も大切である事も自覚していた。それが「ネトゲ中毒」になるのを防ぎ、なったとしても限られた期間でしかなくまた現実に戻れたのだろうか。