第11話 ランキングリセット3日前に銅メダルに昇格
ポトリス公式サイトで、3月末をもってランキングリセットが行われる事が発表された。そのため、メダルを目指すにせよ残り時間が少なくなってきており、メダルを目指すために連日夜更かしを行ってまでやり込んでいた。そしてリセット3日前にようやく銅メダルに昇格できたのであった。
深夜3時にランキングが更新されるのですが、更新された後に一旦ログアウトし、ログインし直すと階級が銅メダルになっていた。これで「天下一武館」に入る事ができる様になるが、当時は既に廃止されていたでしょうか。改めてメダルになれた事を実感できた。
いつもの公務員部屋に入ると、ギルドメンバーから「メダルってる」と言われた。これまでは他のメンバー同様星以下の階級であっただけに、当時メダルは少なくとも有料化以降に比べて特別な存在に近いものがあった。その後別の部屋では「おお、メダルだ!」と言われたりした。又、知り合いでも何名か銅メダルに昇進した者がいた。
リセットまでの残り3日間も相変わらずやり込んだが、一時は何と銀メダルまであと3ポイントという所まで到達したのだ。残念な事にその後負け越した事もあり、銀メダルには届かなかった。銀メダル以上を目指すとすれば、ランキングリセット後に改めてという事になるのですが。
ランキングサーバーにデビューしたのが2月に入って早々であり、実質2ヶ月弱でメダルに昇進したのである。もっとも、サービスが始まった10月はもちろん、12月辺りからでもランキングサーバーで始めていれば金メダルになれるペースであり、順調にいけば間違いなくなっていたかもしれなかった。
しかし、サービスが始まった当時は第1章第1話で書いてある通り長時間労働で休みが少ない職場であり、ポトリスをやる時間的余裕がなく、始められなかった。半導体工場にいた時の様にもっとまともな仕事で時間的余裕があれば違っていたかもしれませんが、それでも相当やり込まなければ金メダルにはなれなかったでしょうか。秋辺りでもニートに近い状態で四六時中やり込めるのであれば、確実に金メダルになれたでしょう。