80年代アーケードゲーム「中華大仙」がWllにリメイクして登場
88年にアーケードゲームとしてリリースされたコミカルシューティング「中華大仙」がこの9月にリメイクされてWiiに登場した。今回の開発・発売元がスターフィッシュであるが、かつてオリジナル版を開発したホットビィの元社員が設立した会社である。演出が強化されているのはもちろん、新キャラクターが登場し2人協力プレイも可能となっている。又、Wllリモコンを傾けることによって画面を傾け、スピードを調節できるのである。それによって難易度を調節できるのは画期的である。
「中華大仙」のオリジナル版は主人公の孫悟空みたいな姿のマイケル・チェンが、試練を乗り越えて仙人の最高位「大仙」を目指すという横スクロールシューティングゲームである。中華風の背景にラーメンどんぶりや麻雀牌や豚の頭などが敵キャラとして登場する。敵を倒すと出現するパワーアップアイテムと取ってショットをパワーアップさせる。中ボス(硬い!)を倒すと出現する扉に入ると、サブウエポンである法術を手に入れる事ができる。法術はアウトになるまで回数制限はない。各面のボスを倒すと称号が得られるが、最終面をクリアすると「大仙」が得られる。全5面で、1周で終わりである。
しかし、今になってリメイクする様な名作だろうか。アーケードゲーム情報誌「ゲーメスト(現アルカディア)」でも、88年度の各部門に10位以内に入っているものはなく、年間ランキング50位以内にも入っていない。情報誌やサイトなどで「名作」と書いてある所もあるが、アーケード版をやった事がある当管理人から見て決してそうは思えない。プレイアビリティは決して褒められるものではない。そのレビューについては「あたっく系」に譲るが。
その上、定価が6000円と高くなっている。ただ、PS2版の「タイトーメモリーズ」シリーズは当時のリリースタイトルをもれなく収録する事もあり、このタイトルも入っているのだが。当時のタイトーのタイトル自体当りはずれがあるため、PS版「ナムコミュージアム」に比べてより「玉石混交」なのだが。