第3話 かえるの家マスター引退
年末を待たずしてポトリス2は有料化しましたが、今度は年明け早々にかえるの家のギルドマスターが掲示板に引退宣言の書き込みをされた。大学生活が多忙になり、ギルドの方を存続メンバーの誰かにお願いしたいという事でした。実際はギルドの方のみならず、ギルドサイトの管理も引き受けなければなりませんでした。しかし、存続メンバーでこのスレにレスを付ける者はほとんどいませんでした。
私はこのスレにレスをしたのが何と数日経過してからでした。ギルドが盛んに活動されていた頃(北アルプス主脈全山縦走旅程の8月下旬~9月下旬を除く)では考えられないものです。年末年始も特別な休みはなく、毎日15時間以上の労働で夜遅いとあっては、休みの日しか掲示板を確認できない状況でした。その様な状況では当然ポトリスは休止中であり、ギルドの先頭に立つには厳しいものがございました。
サイトにせよ、当時運営していた自分の登山サイトだけで精一杯所か、忙し過ぎて更新が滞りアクセスが低迷してきている状態でした。その様な状況では、他のサイトをとても引き受けられる余裕などございませんでした。更にサイト運営・作成の体制もまだまだ途上であり、正直な所とても人のサイトを引き受けれるものではございませんでした。
ギルドを引き受けるには少なくともポトリスができるだけの時間を確保できる様にするのみならず、メンバーを集めるためにもまとまった時間を確保できなければなりませんでした。加えてギルドサイトも運営しなければなりません。現状では一旦この仕事を辞めなければならないと言ってもいいものでした。
だが、仕事はどんなに大変でも当時の自分にとって、極端な話翌夏いや将来に向けて取り組まなければならないものでした。それに辞めたからといってすぐ別の仕事に就けるかというと、半導体工場を切られてから思う様に仕事に就けていない現状からいって厳しいものがございました。よって自ら仕事を辞めてまでギルドを引き受ける事はなく、他の手が空いている存続メンバーにお願いする事としました。
欲あればポトリスに支障のない仕事に就ければベストなのですが。フルタイムの仕事で時間的余裕がある仕事に就くのは現状困難であり、ならばパートの仕事に就くという選択肢さえ考えられかねないです。しかし、パートでは当然稼ぎは悪く、将来を考えると長くは続けられないです。